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主人の仕事の関係でラテンアメリカに住んでいた頃です。
治安が悪いのはTVでゾッとするニュースを見て承知していましたが、
まさか自分がと思った出来事です。
洋服の生地を買いたいと思い、週末に主人と出掛けました。
メインストリートから一つ入った通りに生地屋さんがあり
ストアの前のスペースに車を停めて降りたところ若い男性が運転する
モーターサイクルがこちらに走ってくるのが見えました。
その後ろから、二人乗りのモーターサイクルが付いてきて、最初の
モーターサイクルを追い越す直前に、二人乗りの後部座席に乗っていた男性が
突然、ガンを取り出し、一人乗りのモーターサイクルの男性の右脇腹を
撃ちました。男性は車から転げ落ち、二人乗りはそのまま逃げていき、
その場に居合わせた私達を含めた6人は固まってしまい、暫く
動けませんでした。
それから目撃者の誰かが救急車を呼んだらしいです。
その現場から2mも離れておらず、私は目の前で最初は何が起こったのか
分かりませんでした。皆んな凍りついていたようでした。
本当に怖い時は、悲鳴などは出ないものですね。
翌日、新聞に男性が○くなった記事が小さく載っていたのを知りました。
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